The Fool’s journey〜「大アルカナ」を巡る旅
こんにちは!
前回「タロットの世界へようこそ 入り口編」で
カードの構成について書いてみましたが、
今回は「大アルカナ」についてお伝えしていきますね!
そもそも「アルカナ」って何?って思いません!?
アルカナはラテン語のarcanum(アルカーヌム)
の複数形arcanaで、「隠されたもの」。
それから秘密や秘技、奥義を意味するようになりました。
大きな秘密ですね。なるほど!
およそ150年ほど前からタロットに
この言葉が使われるようになったと言われています。
大アルカナは全部で22枚。
それぞれ0から21番までの数字と、愚者(The Fool )や
恋人たち(The lovers)や星(The Star)などの名前(タイトル)を持っています。
名前だけでも何かの物語が立ち上がってきそうです。神秘的ですね!
カードの絵には意味ある象徴が散りばめられており、
数字や色、4大元素の力と相まって、
一枚一枚、対応するエネルギー領域を表現しています。
人生に影響力がある大きな出来事や変化、
深い意味を持つ事柄、魂レベルでの気づきがカードに示されているのですね。
だから心の奥底や真実を解き明かすヒントを得ることができる。
また大アルカナの構成は「The Fool’s journey 」と言われていて、
0番「愚者」がそれぞれのカードの世界を旅する物語になっています。
私がはじめてカードをまじまじと見た時に、
なんで“0”番からやねんと思いました。
1からでええやん、なんで0…。
それは愚者が旅する物語の主人公、旅人だったから。
1人だけカードを渡って旅をする。
1から21のカードをそれぞれ、
国みたいなものと理解していいのかも知れません。
愚者くんが、どこでもドアを開け、それぞれの国に入って行く。
今日は正義の国、今日は吊るされた男の国という風に…。
RPGさながらそれぞれのステージを探検し、どんな場所かを知り、
道具や技を獲得し、攻略していく。
愚者が旅する過程は、「魂の成長物語」であるのです。
それは、人が成長するのに必要な領域を、
ある時期ひとつテーマとして持ち、体験し、
理解を深め、経験を得て巡っていく。
私たちがこの世に生まれ、人生の旅をするのと同じ。
だから個人個人の具体的な事柄にリンクするように出来ているのです。
21番世界に辿り着き、一巡りして戻ってきた時は、同じ場所のようで違う。
ステージをひとつ上がっているのですね。
螺旋の構造です。そしてまた新たな旅に出る。
これから、大アルカナ1番魔術師から順に、
そのカードの王国を旅してみたいと思います。
カードの世界に迫りますよ!
順にブログに書きますので楽しみにしててくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
旅の途中のどこかでまた、お会いしましょう!チャオ!