5月1日。5時28分。
牡牛座で新月をむかえます。
今回の新月は日蝕をともなった
特別な新月です。
日蝕は、太陽=自我が闇に溶けて
いちどゼロになり、
新しい私となって現れてくるポイント。
“自我の脱皮“ともいわれています。
「新しい私」に生まれ変わるタイミングなのですね。
蝕は半年に一度、ドラゴンポイントの近くで新月・満月になる時におこります。
ふつう新月満月のサイクルは約29.5日、
対して蝕になる新月満月のサイクルは約半年と影響力が長く続きます。
新月のスペシャルバージョン!
なので、この新月のテーマは約半年かけて響いてくるものになります。
その特別な新月のおこる場所が、
ASC:東の地平線、星が昇る場所。
夜明けのすぐ後ー。
新しい1日が始まる意味ある場所ですから
ここでも「新しい私」というメッセージがあります。
そんな「新しい私」バイブスの牡牛座新月、
自分が感じる豊かさや美しさ、心地よさって
何だろうということにまず
目を向けていくといいですね。
牡牛座〜I have. 価値あるもの、豊かさ、美、五感、肉体、心地よさ、自然の恵み、 持って生まれた才能・資質、衣食住、芸術…。
「私の内側に豊かさを見て、新しい私になる」そんなテーマが浮かんできます。
牡牛座の豊かさは現実的です。
“お金や収入“そのものが
フォーカスされるのですが
今回の新月は、ただお金というよりも
もうちょっと意味深い感じがします。
例えば一人一人がすでにある
自分の価値を自覚していく、
その価値を発揮することで
見合った収入を得て
豊かになっていくというような。
自分の中にある豊かさに気づく感じなのだと思います。
得意なことや身につけた専門性を生かして
仕事につなげる人も多いでしょうし、
今の仕事の中でオリジナリティを出して
認められていくことかもしれません。
料理が好きな人が自炊を楽しむことで
出費が減る場合もあるでしょう。
丈夫な体や土地や資産を
改めて使ってみることかもしれません。
あるいはお金の使い道が変わる、とか。
で。流れとしては外からの力でなく、
自分で気づく、新しくなるという動きのようです。
新月のサビアンは牡牛座11度。
「花に水をやる女〜A woman sprinkling flowers.」。
好きなものや心地いい時間で内側の幸せを満たす。
その豊かさは毎日の生活の中にあるという意味。
好きなものややりたいことに集中して
心が満足する毎日をつくり始める、と読めるのです。
この新月は、変革と独創性の星“天王星“と重なり響き合っています。
天王星はひとつの星座をおよそ7年かけて移動し、
牡牛座に入って4年目。
2022年の5月(ちょうど今!)そのピークを迎えます。
社会的な星ですから、世の中の豊かさ、
心地よさの価値観がここ数年で
ずいぶん変化したことと一致しますし、
一人一人の価値観ってみんな違いますよね。
自由と独創性の星ですから、
常識や他人の価値観に合わせるのではなく
「私が素直に豊かだと感じること」
そのユニークさを尊んでいいのだと思います。
ドラゴンヘッドも重なっていますから、
これまでの生き方やあり方を刷新するほどの大きさを感じます。
それから、木星・金星・海王星が魚座の最後に
ぎゅぎゅっと集まっていて、
新月を開花させるような配置に!
「私の内側に豊かさを見て、新しい私になる」
動きを、大きくおおらかに応援しています。
魚座の最後ということは、牡羊座の直前!
牡羊座はスタートですから
新たな世界に持っていく、内側での輝くものを
しっかり確認していくと読めます。
ポイントはここで気づいたこと・思うことを自覚すること。
言葉でも絵でも何でもいいので書き留めて、
意識に上げておいてくださいね。
同じく魚座の火星もいい角度をとっていて、
気づいたことが行動に
いい感じできっとつながっていきますよ。
。。。。。。。。
そうそう!国立天文台の記事によると、
5月1日の未明(ちょうど新月と同時!)
金星と木星がもっとも接近するそう。
夜明け前の空に明るい2つの星が寄り添ってみえるのですって。
明けの明星(金星)は、
シュメール文化の豊穣の女神イシュタルにもあたる
美と豊かさのバイブレーション。
幸運星・木星は魚座でパワーが増す配置。
まだ深い夜明け前、おこる日蝕。
白み始めた空に輝く明けの明星と美しい木星。
それから、昇っていく新しい太陽(新月)。
なんて美しい情景だろ。
宇宙は完璧で、愛そのものですね。
星を読みながら感動しちゃった新月です。