「10月20日」牡羊座満月の星模様

10月20日、午後23時57分。
牡羊座で満月をむかえます。

牡羊は“火”の星座。そして12星座の始まり。
種火が一気に燃え上がるような、ストレートで熱いパッションを持っています。

炎を見つめると、なぜか原始的な気分になったりしませんか。
今回の満月は、あなたの中に眠る野生や情熱を揺さぶります。
それはあなたが持って生まれた、本能的な部分かもしれません。

「本当はこうありたかった!」というあなたに火をつけ、
正直に心をそこへ向かわせるようなエナジーがあるようです。

また牡羊座は“I am”。「私=個性」に焦点があたります。

「こうありたい」「こう生きたい」などの内側からの声に気がついて、
このタイミングから、本質をいよいよ出していくということがちょっと起こるかもしれません。

面白いのは、満月が起こる同じ牡羊座・9ハウスに“傷”を象徴する星キロンがしばらくいること。

ある種、本当はこうありたい自分に触れるとどこか痛いような。まさか私がね…とか、私にできるわけがない…とか、苦手意識がある部分こそが核心であるというような、表裏逆、視点が入れ替わるようなポイントが“鍵”だと思うのです。

今まで自分がそれをする事を許さなかったことを許す、みたいな感じでしょうか。
そうすることで、本当に向かいたかった方向に顔を向けられるようになるのかもしれません。

もういいよ。
正直でいいよ。

満月はそう囁いているようです。

9ハウスなので、新たな世界へのチャレンジ的な
意味を持つ人もいるのじゃないかなぁと思います。

満月の数え度数(サビアン)は牡羊座28度。
「落胆させられた大聴衆〜A large disappointed audience.」

一見ネガティブに思えるサビアンですが、落胆するのも聴衆も自分ではありません。
外、自分ではない他者である誰かです。

これは、誰かの願いや期待から自由になって自分を出すこと。周囲からの評価を軸にするのではなく、自分の実感で生きていいんだという、牡羊座的パワーを表しています。

それから28度は「過去を踏み台にして突破する」という数字。今までの環境を経験という力に変えて、次へ進むというような変化があるかもしれません。

向かい合う太陽は天秤座。
火星と近くで響きあってとてもパワフルです。

牡羊座が「個」なら、天秤座は「他=社会」。

「本当はこうありたかった!」自分に気づくきっかけやそうなっていく出来事が、人との出会いや関わりでやってくる。人間関係や自分と違う価値観に触れることで起こり始める。

コミュニケーションや学びの星“水星”も天秤座にあるので、人とどんどん話す、伝えていく、表現することで起こる反応的なアクションもおすすめです。射手座の金星と調和的な角度を作っているので、いいアイデアややり方を教えてもらえるかも!

ちょっと厳しいなと思うのは、月と太陽が向かい合う軸に、
山羊座の冥王星がプレッシャーをかけているところ。

自分に正直になることで、周囲を押し切って進む葛藤を感じたり、
挫折を感じるようなこと、根本的な変容が必要な場合もあるかもしれません。

衝動や怒りを感じる場合は深呼吸して。
力を抜いて。
ひと呼吸つきながら、正直になる前は何を軸にしていたか、
自分の心を誤魔化してなかったか、振り返ってみてください。

18日に木星、19日に水星が順行に、
そして20日の満月。

星々は次々と切り替わる時。
私たちにも新しくなる時だよ、と教えてくれているのです。