「11月5日」蠍座新月の星模様

11月5日。午前6時15分。
蠍座で新月をむかえます。

蠍座の“蠍”は有史以前の古い古い時代、“鷲”でした。
この鷲は、宇宙と響き合う女神的地球=ガイアから湧き上がる、豊かで凄まじい霊的エネルギーそのもの。古い古い時代、私たちと溶け合っていたこのエネルギーは、時間が経つにつれ、遠ざかり、切り離され(たと認識する)、限定されたものになり、ある特別な状態や場所・人を介してだけ触れられるものになりました。

それが蠍です。

蠍はdesire、深い深い内部から湧く原初のエネルギーであり、生命力、死と再生、生まれ変わるような「変容」を司る領域です。

(いや。いきなりな話でスミマセン。
今回ここから入れときたものですから笑。
きっと、今またこの感覚が大切になってきているのでしょう。)

今回の新月はその蠍、しかもナチュラルボーンな自分を意味するASC(アセンダント)の真上に乗っ、おこります。

自分の夜明けの位置。

もともとの本質、素の私がオープンになっていく。もう隠さなくていい、そのままでいいんだと何故か思える。あるいは、本当の願いってなんだろうとあらためて考えてみたくなる。これまでの何かが終わり、ここから始まる。

自分が「変わり」始める。

ASCの上なので、くっきりとしっかりと「変わって」いく。
そんなインパクトの強い新月です。

スタジオジブリ「風の谷のナウシカ」より

特徴的なのは、新月とちょうど向かい合う位置に天王星があること。
同じ度数のタイトな向かい合いで、とても大きな影響力です。

天王星は「革命・改革」の星。
他者を意味するDESにピッタリと乗っています。

なので「変容」は他者によっておこるのでしょう。
人によって、外からの力によって「変え」させられるのかもしれません。

自分1人では変わらない、完結しない。
蠍座は1人や1つと深く向き合う星座。
みんなと言うより、特定の誰かによってでありそうです。
それも深く向き合う。

天王星なので、かなりナナメの位置からとか、突然の可能性も高い。ちょっと受け身をとっておく、心の準備をしておくぐらいの方がいいかもしれません。

この天王星があるのは牡牛座。
住むところが変わる、お金の入ってくる場所(仕事先など)が変わる方もいそうです。

新月の数え(サビアン)度数は蠍座13度。

13度は新しいものを生み出すエネルギー。新しく生み出すには先に壊さなきゃならない。死と再生、終わりと始まりはワンセットであるのです。

この度数でも「再生」「変容」のイメージが重なってきます。
(宇宙の意図はシンプルですね!親切すぎる笑。タロットカードの13番は死神。やはり死と再生、終わりと始まりです。)

サビアンは「実験をしている発明家」〜An inventor experimenting.
一見つながりがないようなものを結びつける、クロスオーバーさせる意味があります。

そこでおこる化学反応。
変化による発見。気づき。

結びつけるのは、人と人のことも含まれる。

誰かと自分。
あなたと私。

新月の蠍座と向かい合う牡牛座のラインはご縁のライン。
現世をも超えるご縁を意味するドラゴンヘッドも、DESから始まるパートナーシップの7ハウスにあり、ここでも「私を変える誰か」の象意が読めます。

向かい合う新月と天王星に、水瓶座の土星が揺さぶりをかける。
今の人間関係そのものや、自分の居場所や環境に意識が向くかもしれません。

今回の新月図、新月:ASC(自己)は蠍座=鷲イーグル、IC(HOME・土台)は水瓶座=天使エンジェル、天王星:DES(他者)は牡牛座ブル、MC(天職・社会での地位)は獅子座ライオン。これ「ブルズゲート、ライオンズゲート、イーグルズゲート、エンジェルズゲート」宇宙の4つの門に軸を置く。

4つの門はタロットカードでは、10番運命の輪、21番世界に描かれる。世界は大アルカナの最終カード、世界の完成。最終結果(あがり・終わり)であり次なるステージの始まり。

このタイミングでおこることは、きっと自然な流れ。
今はもしも衝撃があるようなことだったとしても、おこることによって本流へと運ばれる。
それがあなたの本来の流れです。

どちらに向かうか分からなくなった時は、素直にいいな、好きだなという感覚をコンパスにして、そちらに進んでくださいね!

“おまけ”
今回、地球の響きをすごく感じるから、体や環境にも目を向けてほしー。
地球はあなたの大きな体。あなたの体♾地球。
何時に寝て何時に起きるか、何を食べるか、何を水に流し、どんなゴミを出しているのか。
ガイアにしっかりと足をつけて。
体に優しく環境にも優しく、ね。

イラストはスタジオジブリさんが提供くださっている作品静止画、「風の谷のナウシカ」よりお借りしました。ナウシカは大好きで何回観たか分からないほど!映画とはまた趣きが違う原作も好きで時々読み返しています!スタジオジブリさん、ありがとうございます♡